2010 NANKAI SUZUKA Mini-Moto 4 hours

北京をちょっとお休み(笑)


今年も鈴鹿のミニモト4耐に参加させて頂きました!

去年と同じくレーシングチームFREXさまにお世話になりました。


もともと今年はSTクラスは出ないと聞かされていたのですが、案の定(?)エントリー締め切り直前に「出るけど〜?」とのお電話を頂きました(笑)


そんなこんなで今年も突貫工事でミニバイクの練習に行き、金曜日から鈴鹿入りしてマシンチェック。
土曜日に車検、整備を一日がかりで仕上げ・・・
チーム員とペアライダー全員日曜日の当日入り!!突貫チームすぎます(爆)


さてさてペアライダーはミニバイク専門のTさんとKさんのお二人。
Kさんは今回のバイク「エイプ100」で普段レースをされている方で、今回のマシンつくりにもかなり色々と手をいれて頂きました。
おかげさまで去年よりレベルの高いマシンが出来ました!

STクラスは改造範囲がマフラーぐらいなのでエンジン本体の改造は禁止なのですが、組み方や部品精度の差でとんでもなくパワーに差が出るクラス。


我々のマシンは残念ながらトップを狙えるマシンではありませんが、それでもそこそこ闘えるレベルにはなったと思います。


予選アタッカーはT選手。
元ミニバイクエキスパートライダーは久々の鈴鹿でこのマシンで走るのは初めてです(笑)
予選開始1時間前にオンボードカメラの映像で攻略を説明し、シケインのブレーキングポイントなどを解説。

82台?ものエントリー台数がある為に予選は一番前付近にマシンを並べコースイン。
30分の予選開始です。
マシンを送り出し、ピットに戻りタイミングモニターを見ると、なんと先頭グループで走ってる映像が・・・
そしてバックストレートで先頭に立ち、そのままトップでシケインに。
そしてブレーキングが間に合わずオーバーラン転倒(爆)
さすがエキスパートライダーとなると僕のアドバイス通りに走ってくれるんですね〜。。。。1周目から実行するあたり、僕はやっぱり一般人だなと思いました(爆)
転倒の後遺症はほとんどなく無事に予選20位という素晴らしい結果で予選終了!


決勝はT選手スタートライダーで2番手が僕で3番手がK選手。
ルマン式スタートで午後1時にスタート!!
マシンに駆け寄るT選手が1歩目でつまづき前につんのめりながらなんとか走ってきてマシンに跨りスタート!(爆)ネタ満載過ぎて笑いが止まりません!!


順調に22〜25番手を走行しながらレギュレーションで決まっている連続走行時間70分ちょうどで僕に交代。
僕も淡々とほとんど単独走行28秒台で周回を重ねる。
途中、アクセルグリップがフニャフニャするなと思ったら、なんとグリップが抜けかけてる・・・(汗)熱でゴムが伸びてきたみたいですね(汗汗)
ストレートを利用して、地味ぃ〜にちょっとずつグリップを押し戻し、何とか通常位置に(笑)
そして11番手までポジションを上げた所でピットインしK選手にバトンタッチ!


帰ってくると、監督が「ペナルティーくらったわ」と一言。
聞くと、レギュレーションには「一人のライダーが連続して70分以上走行してはいけない」とあるんですが、なんと第一ライダーのTさんが70分2秒と「2秒」だけオーバーしていたらしいです(驚)そんなん狙ってもでけへんで(汗)
2周減算と厳しいペナルティーで順位は一気に40番手へ。。。残念。


最後のスティントはTさんの予定でしたが、古傷の腰痛悪化で僕が乗ることに。
順位が落ちてしまったが一つでも順位を上げるため最後のライダー交代。
監督からは冗談で「トップに抜かれたら気合でくらいつけ!」との指令(笑)
この冗談がまさか現実になるとは・・・


ライダー交代を済ませてコースイン。
またまた28秒台でラップをこなすが、運良く周回遅れなどのスリップを使わせてもらい25秒台に突入♪
目の前に30秒台の集団4台に追いつき抜いていくが、ミニモトの難しいのはラップタイムが遅くても直線のスリップストリームで追いつかれて抜かれてしまい、自分のラップタイムも落ちてしまうこと。


集団からなんとか脱出しようと頑張るが、S字の1つ目で無理矢理僕のインに飛び込んできたバカがそのまま曲がりきれずに真っ直ぐ直進!!
僕は全く行き場がなくなりS字のランオフエリアに時速100kmで突入!!
コケるぅ〜!!と必死にコントロールしてギリギリコケずにコースに復帰!!
僕を押し出したバカはそのままギリギリコースアウトしなかったので前を走っていきました。



僕の中で久々に殺意が芽生えました(爆)



2周かかって追いつきストレートで横に並んでずっと指を刺しながら「お前コロス」とアピール(笑)
レーシングアクシデントなら許しますが、あんな無謀な事をする常識のないライダーにはキツく厳重注意です。


次の周になんとかこの集団をふり切り、残り4周ぐらいのバックストレートでトップに抜かれる。
コレはチャンスとばかりにスリップにもぐりこみ、横に並ぶが前には出ないようにして邪魔しないように付いていく!
とはいってもいきなりラップタイムが21秒の人に抜かれるわけですからエンジンパワーが違い過ぎます!引きちぎられそうになりながらもなんとかスリップに付こうと必死に走る!
タコメーターは5速全開で見たこともない数字が表示されるぐらいの速度だ!
さすがに耐え切れずに最後はちぎれてしまったがその周に22秒という自己ベスト大幅更新!!
その直後、最後のスパートを掛けている2位に抜かれ、ココも食いしばって23秒台を2周連続でたたき出す!
そしてファイナルラップになんと16秒台というコースレコードに近いタイムで追い上げてきた3位の選手にスプーンカーブのアウトから抜かれましたが、あの抜き方は頭のネジプッツンと逝ってなければ出来ないですわ。凄かった。。。


そしてそのままトップに追いついて、僕の視界に入るぎりぎりで1〜4位が最後のブレーキング勝負!
なんと優勝から3位までが0.05秒という僅差で4時間耐久レースは決着がつきました。


帰ってきてからはチーム員の方々に「あんなタイム出せるなら初めからだしてぇ〜!」って怒られました(笑)


いろいろありましたが、やっぱり真剣に遊ぶレースは楽しいですね!
今年は11月にミニモトオープンクラスにも参戦しますのでこちらもがんばってきまっす!